ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

コロナ後に海外進出するなら、参考になりそうだと思った話

昔からよく聞く話で、日本国内外に関わらず遠方で事業を進めようとした場合、
人的資源の限界から、現地の協力者を探したくなる場面がみられるのだけれど、


一般的に、信頼できる相手とは、どのような相手なのか?
また、そんな相手を見極める方法なんてあるのだろうか?


そんな考察についてまとめられたとある研究の話を聞く機会があり、
あぁ、確かに、やっぱりそうだよね。。。。。と思う内容が多かったため要点をご紹介。



まず初めに、相手が協業を検討するような対等に近い関係の場合、


短期間過ごしただけで、相手が信頼できるのかどうかを見破る確かな方法はほぼ無い。
仮にあっても、対等に近い相手に信用評価のための実験や試験等は実施できない。
そんな現実的な壁から、実績を伴わない信頼の事前評価は不可能であると言える。


そうだとすると人はなぜ「信頼できる」と感じるのかそのイメージを思い浮かべると、
ウソをつかない。誠実そうである。様子が怪しげでない等、直感的になるのだけれど、


ビジネスの場合、それ以上に欠けてはならない要素は、
特定の目的を達成するに足る、適性や技能を持ち合わせているかどうかである。


そこで、ビジネスであることを前提にイメージしてみると、


日本国内であっても、特定の事業で成功を収めた個人や企業が、
多角化に乗り出すと思うように成果を上げられない確率はかなり高い。


にもかかわらず、
急に異業種の方からの相談を受けても、自信を持った様子で振る舞える人がいるなら、
自信過剰であるか、業務遂行能力に問題があるか、誠実さに欠ける等の可能性が高い。


また、目的に合う分野の経験はあるが、現地での成功例を持ち合わせてないなら、
自信を持ってできそうに振る舞える時点で、全く信頼できない者である可能性が高い。


つまり、異業種からの協業話が降って沸いた際に、遂行困難である点をイメージする。
そんな消極的に取られかねない反応を見せる者の方が誠実で能力が高い可能性が高い。


さらに言えば同業種の相手であっても、企業文化の乖離から反りが合わない事も多く、
一緒に仕事をしたこのない間柄なのに、自信ありげに協業話に乗る者が居た時点で、
大抵の場合はそこを避けた方が良いと言うことなのだ。


言われてみると何だか当たり前すぎる話のようでもあるのだけれど、
そう言えば、どこかで以前に見かけたような気がする。


現地視察をする人の輪の中「いや~ぁ、良いパートナーに出会えました」なんて、
自信ありげに酒を酌み交わしていたら、その時点で結果が出ていたことになるのだ。


。。。。。。。。。。悲しいかな、振り返るとその傾向はとても正しそうだ。


絶対に失敗しない法則なんて、そんな都合の良い法則は無いにしても、
なぜ人は騙されるのか、どうすると人は信頼を計ることができるのか?
そんな視点で考えると、入り口から間違えてしまう事だけは避けられそうだ。


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