ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

ついに国連安全保障理事会の緊急会合へ、

ミャンマー情勢の悪化に伴い招集される緊急の国連安全保障理事会。



上記の記事ではないが、最近よく見かける、
政変はなぜ起きたかと言う余所者の後付けの推論は、
今さら何の役にも立たないため、そんな事はさておき、


とりあえず、外野から見た現在の印象を並べると、
軍事的に圧倒的な国軍に対し、規模による対抗が続く民衆側のデモ。


この度の政変の結果、大多数の国民は国軍にとって監視者となり、
大半の国民は、スマホ一つでリアルタイムに世界へ情報発信できる。


加えて、
ミャンマーの場合、機密性の高い情報を扱う企業や団体でも、
一般のネットワーク回線を常時利用している実情もあり、
完全な通信遮断≒全社会活動遮断は不可能であるこの時代。


そういえば日本でもそうだが、集団同士の争いの場合、
互いの力に圧倒的な差がある場合、短期決着が実現し易いが、
互いの力が拮抗している場合は、長期化・泥沼化することが多い。


国際社会の監視圧力により事実上制約を受ける国軍の軍事力、
対して、大多数の国民が支持するデモ × スマホの情報発信力


そんな、異質な力の拮抗に加え、
国民側はリーダー不在で事実上交渉不能。


簡単に事実を並べた範囲では、
国内だけで解決しそうな要素がどこにも見当たらない気が、、、、、


前述の記事に懸念される通り、
この現状に国境近くの反政府組織まで積極的に加わったら、、、、、
または、互いになり振り構わず暴力を振るう事になったら、、、、、


。。。。。。


国連安保理決議は、常任理事国の内1か国でも拒否すると成立しない。
こう言う時にいつもカギとなるロシアと中国、今回は果たしていかに?


どうにかして事態の悪化が止まることはもちろん、
事態が収束し犠牲も止まることを祈るばかりである。


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