ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

2021年2月のブログ記事

  • ミャンマーにて、とある事業を営む方々の今後の見立て

    週末、ミャンマー国内で事業を営む方と少人数で会食をする機会があり、 色々と話をしたのですが、さすがに話題の中心はこの度の政変。 そこで、お互い異業種の関係ながら、共通した見解があったためご紹介。 まず、東南アジアやアラブ諸国などでは、民主的でない方法で政権を握り、 その後もその政権が続くと言う事は... 続きをみる

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  • ミャンマーの問題ではあるけど外国人の責任も重い

    ミャンマー国内で起きたこの度の政変。 内政干渉だとかなんだとか、いろんな意見はあるのだけれど、 間接的に大きな責任を感じるべきだと思うのは、2011年に当時の政府が民主化に舵を切ったことを皮切りに、これ幸いとそれ以後に現地へ押し寄せた外国人であろう(その中には私自身も含まれる) 2011年までミャ... 続きをみる

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  • 勧善懲悪な上に民主主義が善だと言う前提は、、、、、

    この度の政変、暴力的な行為が正しいとは、もちろん考えないのだけれど、 しかしそれでは、民主主義は本当に善なのでしょうか? そう言う意味では改めて考えさせられる出来事である。 2010年頃、アラブの春と称されるアフリカ~中東各国で起きた政変については、 当時、現地の様子などニュースでしか知り得ない私... 続きをみる

  • 香港のデモに比べ随分と扱いが小さいミャンマーの政変

    この度のミャンマーの政変、1国の政府がひっくり返ったと言う意味では、 昨年の香港のような行政区の混乱よりも重大な気がしないでもないのだけれど、 少なくとも、日本国内の報道の様子から見ると随分と扱いが小さい。 (発生後約2週間後の週末に、全く取り上げない番組もあるほど小さい) 現地状況が膠着状態とい... 続きをみる

  • 悲しいかな日本国内では報道が下火になってきた

    この度起きたミャンマー国内の政変、今週の時点で既に、 放送時間が1時間はあるニュースでも10秒程度しか取り上げない日が多くなった。 (映像に合わせて事実を読み上げる程度) 現地の感覚とは温度差があるのかもしれないが、それが外国から見た正直な所であろう。 単純な話、民主主義を支持している外国政府は、... 続きをみる

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  • ミャンマー向け海外送金サービスが一部停止となった

    日本国内からの話であるが、国内の一部の海外送金サービスが2月16日朝から、 ミャンマーに送金できない状況となったため、同国への送金サービスを一時停止した。 その原因は現地銀行が機能停止していることが問題だそうで、 そうなると日本からだけでなく、他国からの送金も停止している可能性が高い。 このままで... 続きをみる

  • 一国の政治的課題もフラクタルな現象だと考えると。。

    この度の政変について、肯定も批判もするつもりはないのだけれど、 2015年以前から2020年初頭まで数年間、現地で過ごした印象から考えるとこんな風に見える。 国と言う単位の最上流と言える、政治的な面で約束が果たされないと言う事態が数十年に渡り続いてきたから、日常の一コマ一コマを辿っても約束が果たさ... 続きをみる

  • 政変の先にある悪魔の証明と言う大きな課題

    この度起こった政変の後、民政側の関係先が強制捜索されたというニュースが散見されるのだけれど、 これは、軍政側が民政側の選挙不正を証明するための強制捜査であると言われている。 表現し難いがこうなると選挙に不正があったかどうかは、 問題の本質ではなくなることが今後の焦点となってくる。 この先どう考えて... 続きをみる

  • 米国の経済制裁発動が公式に発表されてしまった

    何と表現にしたらよいのか難しい所もあるのだけれど、 ついに米国の経済制裁発動が現実のものとなってしまった。 これがEU側へも波及してくると、政治・経済共にこの国は大きく逆戻り、 一部の業態を除き、現地での事業運営は難航を極めることが確定する。 (逆に一部の業態に関しては、昔を知る人にとって取り付く... 続きをみる

  • 犯罪者ではない若者が命を奪われると言う現実

    昨日、ついに死者が出たらしい。正確な情報ではないかもしれないが、 19・20歳くらいの若い女性との情報が入った。 (現地人のFB等に実名で加害側・被害側の顔写真やその時の画像もアップされている) ※ 追記:同日夜の日本国内の報道から、頭に銃弾を受けた上記の女性は、   ヘルメット着用だったこともあ... 続きをみる

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  • 今更慌てるタイミングがおかしい相談事の話

    2月1日に発生したミャンマーの政変の影響から、大規模なデモが続いているそうで、 現地の空気感は日本からは計り知れず、ただ平和的な解決を祈るのみなのだけれど、 そんな中、少々のんきな現地在住邦人から、妙な(本人は深刻な)相談が舞い込んだ。 話は単純である。 この度の政変で先が見えなくなったから現地の... 続きをみる

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  • 現地SNSが遮断されるのは当然だったりもする

    2月初めの政変を受け現在、SNSが遮断された件が話題になっている。 しかし、そもそもの話になるが2011年当時、軍政だったミャンマーが民主化に向け、 急に舵を切ったのは、アラブの春に端を発する潮流が抑えられないことを予測した、 当時の政権(軍事政権側)の判断の結果である。 そして、そのアラブの春が... 続きをみる

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  • 後付けの予言者や、にわか情報通の様子が滑稽だ

    この度のミャンマー国内の政変。 そのこと自体は、どうにもできないことはもちろん、どうこう言うことではないが、 滑稽なのはこの件に乗じる、ブログやSNSに見られる後付けの予言者と、 テレビやネット動画などに出演するにわか情報通の出現数の多さだ。 後付けの予言者については、先日書いた通り ほんの数日前... 続きをみる

  • 混乱に乗じた予言者とバラ撒きバカがやはり出現している。

    さて、世界的に周知の事実となったミャンマー国内の政変を受け、 日本人のSNSやブログ等にも様々な書き込みが出現している。 そんな中、感傷的な書き込みをしてしまう方は、 それだけ思い入れがあるのだろうからある意味仕方がない。 しかし、ここで個人的にどうしても気になるのは、 いつか予言者ぶりたい意図が... 続きをみる

  • なんとまあ、早くも現実になってしまうとは。。。。

    こうなってはもう、一般人は状況を見守る以外にできることなどない。 あえてできることと言えば、不確かなニュースが氾濫することが予想されるため、 そのような話を安易にブログやSNSに書かないと言うことくらいだろう。 例えば、上記の記事のクーデターと言う表現も普通に考えるとそうだが、 2015年の政権交... 続きをみる