ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

ついにモバイルネットワークの遮断まで実施するとは

最近、ミャンマーに居る知人がSNSを更新しなくなったと思ったら、
数日前から、現地のモバイルネットワークが遮断されたそうな。。。。。


有線ネットワークからなるWIFIについては利用できるらしいですが、
現地では既に、ネットワーク遮断による情報格差が起きつつある。


例えば、3月16日時点で日本国内の報道では、
累積の犠牲者数が百数十人と報じられるのに対し、


WIFIによる接続環境が自宅に無い人たちは同日時点で、
既に百人を大きく超える犠牲者数となったことを知らなかったり、
ネットワーク遮断の影響と思しき傾向が見られるようになった。


今はもうただ、事態の収束を祈ることしかできないのだけれど、
個人的に気になってしまうのは、この事態が収束したさらに先である。


この事態が無事に収束したとしても、この度の政変からの流れにより、
国軍と国民の間の溝はさらに深まったことだけは確実な状況となり、
民主政権に戻らない限り、国際的な圧力から逃れられないことも確実となった。


そして、この事態がいつ収束するとしても、
現地の国民から絶対的な信頼を獲得している方は既にご高齢であり、
後継者として信頼を引き継げそうな人材が見当たらない言う現実だ。


まずは、この度の事態収束を願ってやまないのだけれど、
その先に調和を図ることのできるリーダーの出現も願ってやみません。


。。。。。。


この国に限った話ではないことだけれど、
海外での事業運営はやはり、少ない投資で市場を探ることはもちろん、
現地好きだとか海外で働きたいだとか言う、愛着や執着によるバイアスを除して、
冷静に判断をしなければ投資を回収できない事も、改めて思い知った気がする。

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