ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

紙幣が発行困難になった先に起こり得る問題。。。。。

先週見かけたこのニュース、紙幣の発行が困難になり云々と言う話。



この記事の後半にも触れられている通り、
問題の本質は、技術的に印刷できなくなることではない。


みんな知ってるはずなのに、忘れがちな話なのだけれど、
通貨の中でも特に紙幣と言うのは、タダの紙切れである。


お札書かれた金額に相当する価値を、お札自体は持ち合わせておらず、
その発行機関(政府)の信用により、お札の価値が成立するのである。


そのため、この先の問題の本質は、


発行機関の信用が致命的なほど失墜した状態が長引くと、
今後は、その国の通貨自体が実質的に無価値となるなど、
もっと深刻な事態を引き起こす可能性があると言う点である。


この地域の政府の信用は今、どの程度担保されているか?
現地に居る方なら、容易に想像できるだろう。。。。。


もちろん、現地の賢明な方々は、既に外貨や金等に交換済みだと思われるが、
預金か現金かは関係なく、現地通貨を保有し続けるリスクは大きいと言える。
(預金の場合はどの通貨であろうと、銀行が破綻により消滅するのだけれど、、)


2011年以前から現地の居られる方々は百も承知の話だろうが、
想定できていない方は、深刻に受け止めなければならない点である。


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