現地SNSが遮断されるのは当然だったりもする
2月初めの政変を受け現在、SNSが遮断された件が話題になっている。
しかし、そもそもの話になるが2011年当時、軍政だったミャンマーが民主化に向け、
急に舵を切ったのは、アラブの春に端を発する潮流が抑えられないことを予測した、
当時の政権(軍事政権側)の判断の結果である。
そして、そのアラブの春が国境を越えて巨大なうねりとなったのは、
SNSの存在が大きな要因であると考えられているのだから、
この度の現地SNSの遮断は当然と言えば当然のことであるし、
おそらく、2011年以前からミャンマーに滞在されている方々は、
当たり前のように、こうなると予想されていたことであろう。
これは予測が的中したとか言う話ではなく、日本国内の出来事に例えると、
大きな地震が起きた場合、その地域のインフラの損傷具合を確認するまで、
一時的に電気やガスの供給を遮断するかのような、粛々と実施された手続きだ。
もちろん、この影響により、さらに市民の中に溜まり続ける鬱憤が、
何をきっかけに爆発するのか、また、回避する流れを作り出せるのか?
そんなことは誰にも分からない。
(ちなみに昨夜、ヤンゴン管内の街の一角で夜8時過ぎ、
夜毎に鍋を叩く市民の内一人を、警察が逮捕しようとしたことで、
市民が集まり揉み合いとなり一時的に一触即発の事態となった。
その様子が現地メディアに出ていたが、もう何が起きても不思議はない)
ただ一つ確かなのは政変が起こった後、経済状況が低迷したままとなった国では、
デモやテロ等、不安定な情勢になり易いと言うのは、周知の事実であることだ。
2010年から立て続いて政変が起きたアラブ地域で何が起きてきたか、
過去のニュースをなぞってみれば、これから起こり得ることの予測は立つ。
そして、予測が立っても部外者である外国人にとっては、一旦帰国するか、
何が起ころうとも現地で耐える覚悟をし、帰国しないと言う決断をするか、
大別すると二者択一を迫られるだけだ。
私を含め2020年初めにコロナ禍の動向を察して帰国を選択した者の多くは、
おそらく、感染症が不安だと言う浅い考えだけで帰国した訳ではない。
世界的な感染症流行により、2015年から停滞気味だった経済がさらに悪化すると、
こういう国で何が起こるか予測できないから帰国したと言う方の方が多いはずだ。
こんなことを書くのもいかがなものかとは思うがあえて書くと、在住外国人が、
今更初めて聞きいたような顔をして、他国の政府批判をしてもどうにもならない。
悔いがあろうがなかろうが、状況を見極めて決断する以外にできることなどない。
況してや、他国で起きた政変批判をSNSに書き込んだ所で誰の得にもならない。
むしろ、批判的な書き込みや抗議の鍋音が収束しないことで情報の遮断は長引き、
情報が遮断される状況が長引けば長引くほどに、何かが起こるリスクは増大する。
理不尽だろうが何だろうがそれが今起きている現実なのだ。
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