混乱に乗じた予言者とバラ撒きバカがやはり出現している。
さて、世界的に周知の事実となったミャンマー国内の政変を受け、
日本人のSNSやブログ等にも様々な書き込みが出現している。
そんな中、感傷的な書き込みをしてしまう方は、
それだけ思い入れがあるのだろうからある意味仕方がない。
しかし、ここで個人的にどうしても気になるのは、
いつか予言者ぶりたい意図が見え見えの詐欺師と、
情報通ぶって不確かな情報をバラまくバカである。
2010年より前に、
アラブの春を事前に正確に予測した人がいないように、
結局は今後どうなるかなんて誰にも予測はできない。
(但し、考え得るいくつかのシナリオのどれかに帰着するため、
適当に書けば誰でも一定の確率で当たる予言を書くことはできる)
しかし、予言者ぶりたい詐欺師と、ゴミ情報をバラまくバカは、
利己的な目的を持っての行動であるか、本物のバカであるため何とも質が悪い。
私が現地滞在し始めてから20年初めの数年間この手の輩(日本人)が、
アドバイザーだとか、なんたらコンサルだとか、現地進出支援だとか称し、
日本から出てきた方々向けの様々なサービス料ビジネスを展開し、
総じて顧客(カモ)はロクな成果を得ることなく2・3年の内に撤退。
延々と繰り返されるその悪循環を横目に見てきただけに、
今回の政変が落ち着いた頃か、コロナ収束後かに訪れるであろう、
カモの出現に備えて網を張り始めるその様を見過ごす気になれない。
(ただ実際には、初めに厳しい現実に関する話をしても聞く耳を持たず、
後になって始めた聞いた顔をする惚けた方もいたが、ここでは置いておこう)
海外で事業を立ち上げる場合、最も関わってはいけない者、
当てずっぽうが当たった後付けの予言者と、ゴミ情報を山積して事情通ぶるバカ。
この2者の共通点は大抵、
それなりに口が達者で、大して役に立たない情報を積み上げることで、
その場の会話のマウントを取る技術に長け、実質的価値が生み出せない点であるが、
現地情報に飢えている段階の方が、異国の地で出会うと、
なぜか勘違いを起こし易いため本当に要注意である。
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