ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

久々に日本のカレンダーを頂いてみて感じた点

2021年明けましておめでとうございます。


コロナ禍の影響から数年ぶりに日本でお正月を迎えしばらく過ごしていると、
新年の挨拶に日本のカレンダーを頂くことがあり、前から気になっていた点を確認してみた。


それは、日本は意外と祝日が多い気がする点(正確には盆正月を含む実質的な休日数)
そう、1年ほど前までミャンマーから日本企業と取引していると、日本は何だか休みが多いなと感じる場面があり、
実際に数えてみると、ミャンマーでは暦上でやたらと祝日が定義されているが、日本は盆正月の長期休みは祝日としては定義されていない実質的に休日であるため、実は双方同じくらいの休日数である。


また、他地域の例をみても、欧米などではクリスマス休暇やバカンス制度など、暦上の祝日や法律で認められた休暇制度が合わさるため、実質的には大差はなく年間で25日~30日超の休日が認められている地域は多い。


逆に、祝日の定義のあり方の違いを考えてみると、ミャンマー国内や近隣国の様子から想像されるのは、主に発展途上国では雇用主が従業員に対し福利厚生に関する意識が希薄な傾向があり、従業員に対し積極的には休暇を与えない傾向に振れ易いため、行政機関が暦に休日を明示していると言う背景もあるのではないかと感じる。


もしかすると、現地人の無断欠勤が多い点は、雇用主から適度な休暇が保証されない現実に対する平衡現象として、本能的に抵抗しているために多いのかも知れない。(まあ、それだけでは説明がつかない場面が多々見られるが、そう思えば少しは気がまぎれる)


話を日本国内に戻すと、近年は日本国内でも業種や企業規模によって、有休休暇を積極的に消化させる企業も増加傾向にあるため、日本の企業と取引していて日本は休みが多いなと感じるのはそのせいもあるのであろう。



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