ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

最近なんだか、飲食店が可哀そうで仕方がない。

地域にもよるが、コロナ・コロナと騒ぎ始めて早1年超を迎えた今日この頃、
飲食店の閑散とした様子を見ると、何だか見慣れた風景にもなってきて恐怖を感じる。


日本国内ではGotoイートが始まった一時期は、近所で前から人気のあった店は一気に大変な客の入りとなり、いちいち予約しないと入れないため、逆に行かなくなったほどだったけれど、今ではもう見る影もない。あくまで日常生活の中で見かける範囲の話だが、飲食店にとってはいい迷惑なキャンペーンだったであろう。


しかしながら個人的には20時閉店となった現在も、早めの時間帯に一人で店で夕食を済ませて帰ることも多く、日常的に飲食店の様子を目の当たりにしていると、それにしても一人で来店する客をほとんど見かけない。


規制される前は大勢で飲み食いするグループがあれだけいて、規制が始まった途端に人が絶食している訳でもないのにだ。一人では外食しない人の割合がそれほど高いのだろうか、本当に不思議で仕方がない。


社会で働いていると対面か非対面かリアルタイムかは別として、朝から晩まで人とのコミュニケーションに割かれる時間は多い。そんな環境にいながら、夕食の時くらい一人静かに過ごしたいとは思わないのだろうか?


そういう意味では今は最適である。極少数の客しかいない店で一人、静かにゆっくり食事を楽しむことができる、しかも週末であってもだ。(おそらく、こんなチャンスは人生の中でそう何度も訪れないだろう)


ただ、一度こうなってしまうともう、コロナ前のような密度で人がいる店に戻ったら、飲食しに行きたいとはならない気がするだけに、従来と同じ形態では飲食店の売り上は戻らないだろうから、関係者にとっては今後も長期に渡って難題が降り続く。


せめてこれからも静かに一人で外食することで、微力ながら飲食店を支えたいものだ。

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