ヤンゴンLog

ヤンゴン暮らしとその他出来事の記録

ヤンゴン日本人村、小さなコミュニティの奇妙な静けさ?

コロナ前には数千人規模であった現地在住邦人数は、
今年2月の政変から、以前に増して激減が進み、
同年4月現在の現地在住邦人数はは数百人規模となった。


そんな話は聞こえてくるが、現地に数年間滞在した経験から察すると、
その多くは大手企業の駐在として、帰りたくても自己判断では帰国できない方。


続いて、何らかの現地事業に主体的に関わっていたり、現地人の家族が居いたり、
事実上帰る訳にもいかない、そんな現地と関わりの深い方々ではないかと推察される。


そんな中、邦人が逮捕されたと言うニュースが飛び込んできたのだけれど、


数百人と言う小さなコミュニティかつ、滞在経験の濃い方も多いと思われる中、
素性から察するに在住邦人とも多く面識があるとみられる方が逮捕・拘束された。


それなのにSNSやブログで、この件に触れる例が何だか少ないのはなぜだろう?


少なくなったとはいえ、ミャンマー国内のデモの様子や、生活に関する一コマは、
それなりには更新され続ける中、邦人社会ではかなりの衝撃だと思うのだけれど、


。。。。。。。。


奇妙な静けさが感じられる時、そこには大抵、
何も無いのではなく、静けさの理由が在る。。。。


今となっては現地の匂いまでは感じられないし、
この静けさが気のせいでないならの話なのだけれど、、、、、

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日本の常識が共通であると考える滑稽な勘違い。

数年間だけとは言え、割と最近までミャンマーに住んでいたため、
この数か月、ミャンマーに関するニュースやブログが気になる今日この頃。


他人のブログのコメント欄で面白い指摘を見かけた。


ザックリ言うと、メディアの記事を無許可転載してるからどうのこうのと、
ミャンマー人の方のブログを、日本人が批判する内容だったのだけれど、


。。。。。。。。


。。。。。。。。


そもそも、ミャンマーは国際的な著作権保護に関する条約に加盟してない。
仮に、WTOには加盟しているから、実質的に云々と言う理屈はあるけれど、


著作権に関する条約に加盟していない国で、現地人が個人で何を書いた所で、
WTOの枠組みから罰せられると言う理屈など成り立ちようがない。


対応する法が無ければ、罪に問われないと言う点は日本でも同様である。


時々みかける日本人あるあるだが、自粛警察じゃあるまいし、、、、、、


とりあえず、インターネットは国境を越えていて、国境を越えた先では、
法も道義的観念も異なる場合があることぐらい気付かないものなのか??


まあ実際、海外旅行先でソバと同じ要領でズルズルと、
パスタをススる日本人もいるのだから、何が出ても不思議はないが、


現地の方には、時折出現するトンチンカンな批判は気にせず、
今起きている生の現地情報をお届けいただけるとありがたい。

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紙幣が発行困難になった先に起こり得る問題。。。。。

先週見かけたこのニュース、紙幣の発行が困難になり云々と言う話。



この記事の後半にも触れられている通り、
問題の本質は、技術的に印刷できなくなることではない。


みんな知ってるはずなのに、忘れがちな話なのだけれど、
通貨の中でも特に紙幣と言うのは、タダの紙切れである。


お札書かれた金額に相当する価値を、お札自体は持ち合わせておらず、
その発行機関(政府)の信用により、お札の価値が成立するのである。


そのため、この先の問題の本質は、


発行機関の信用が致命的なほど失墜した状態が長引くと、
今後は、その国の通貨自体が実質的に無価値となるなど、
もっと深刻な事態を引き起こす可能性があると言う点である。


この地域の政府の信用は今、どの程度担保されているか?
現地に居る方なら、容易に想像できるだろう。。。。。


もちろん、現地の賢明な方々は、既に外貨や金等に交換済みだと思われるが、
預金か現金かは関係なく、現地通貨を保有し続けるリスクは大きいと言える。
(預金の場合はどの通貨であろうと、銀行が破綻により消滅するのだけれど、、)


2011年以前から現地の居られる方々は百も承知の話だろうが、
想定できていない方は、深刻に受け止めなければならない点である。


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